発生環境
・Windows XP Home SP2
・Office Personal 2007
・Nero 7
保険代理店さんからの連絡
いくつかの生命保険会社から提供されるソフトがインストールできない、または動作しない
(今回現象が発生していたのはソニー生命の「Aios Plus+」というソフト)
保険ソフトは高確率でインターネットを使用して情報のやりとりをするため
当初はセキュリティソフトまたはWindowsファイアウォールによる阻害と思っていましたが
セキュリティを無効にしても動作しないため、詳しく調査を開始
以下確認内容および対処内容
1. セキュリティソフトの無効化
ウイルスバスターのパーソナルファイアウォールの例外プログラムに「Aios Plus+」を登録
ウイルスバスターの終了
Windowsファイアウォールの無効化
以上の対処では改善せず
2. Windowsのシャットダウン時に必ず発生する「WMS Idleが応答しません」に注目
WMS Idleのキーワードで検索すると、
「Officeのバグ」「Windows デスクトップサーチのバグ」「Nero 7との相性問題」
の3つが浮上
Officeに関しては既にHotFix導入済のためスルー
Windowsデスクトップサーチをアンインストールしても現象は続いたため、こちらも無罪
残るはNero 7です
さすがにアンインストールするわけには行かなかったため、常駐プロセスを停止させることに
「ファイル名を指定して実行」→「msconfig」からシステム構成ユーティリティーを起動
「スタートアップ」タブ内の「スタートアップ項目:NMBgMonitor」を探し、チェックをオフ
再起動後、現象は改善され、保険会社のソフトも起動するようになりました
WMS Idleがどのような働きをするものかは不明でしたが、
ある特定言語で構成されたプログラムに影響を与えている可能性が考えられます
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。